はじめに
みなさんが入試改革についての話を聞いた、調べたとき、必ず「思考力・判断力・表現力」というワードが出てきていたと思います。
もちろん言葉の意味はわかりますよね。
まあわかるけどかなり曖昧なものですよね。
そこで今回は、入試改革を進めている文科省の「思考力・判断力・表現力」の見解について整理していきたいと思います!
そもそもなんで思考力・判断力・表現力が必要なのか
文科省によると、社会を生きていく上で、問題を発見し解決していく力を身につけるため。としています。
この能力を身につけるために、文科省は学力の三要素を新しい教育課程で身につけさせようとしていますね。
- 知識・技能
- 思考力・判断力・表現力
- 主体性・多様性・協調性
その中でも今回は思考力・判断力・表現力にフォーカスをあてて記事を書いていきます。
文科省の作成したこちらの画像を自分なりに解釈しています。
参照:
思考力について
文科省によると思考力は2つの能力に分けられます。
- 推論・仮説の形成
- 学習を通じた創造的思考
(2番はどういうことだ・・・?)
以下に詳細を述べいきます。
1.「推論・仮説の形成」に必要な能力
問題の情報を集めて理解する
↓
解決のために必要な知識や情報を検索する
↓
検索した知識や情報をもとに仮説を形成する
↓
仮説を実施した際の結果を予測する
↓
結果に基づいて推論する
↓
次の問題解決に向けた推論
言い換えるとこんな感じです。
二回仮説・推論を立てているのですね〜。
2.学習を通じた創造的思考
情報を抽出する
↓
問題発見・解決に必要な情報の収集・蓄積する
問題に応じて知識・技能を組み立てる
知識・技能の活用
問題発見・解決に必要な新たな知識・技能の獲得
↓
結果の吟味や推論
↓
新たな知識やモデル等の創造
↓
新たな問いの発見
うーんなんか、二回同じこと言っているような気がしますね。
1番との違いがしっかりあるわけではなさそうです。
しかし、問題に応じて知識・技能を組み立てる、新たな知識やモデルの想像・新たな問いの発見という部分は1番にはないですね!
判断力について
問題解決には欠かせない判断力。
文科省での解釈をこのように整理してみました。
問題の理解に必要な情報を選ぶ
↓
問題の本質を明らかにする
解決方法の方向性を決める
↓
解決方法自体を決める
↓
自分の下した結論を評価する
↓
結論に基づいて次の行動を決める
こんな感じに置き換えられると思います!
問題解決をする上で「判断」するという行動に関するパートをかき集めたというイメージでしょうか。
表現力
一番問題解決とは縁のなさそうな「表現力」。
どのような解釈になっているのでしょうか。
文科省での整理を自分なりに書いてみます!
情報どうしの関係性の整理して言葉で表す・図表化する
↓
問題や解法、計画等の言葉で表す・図表化する
↓
結果を言葉で表す・図表化する
↓
表現したものに対して、外部と関連付け、反応を見る
そして、課題解決全体を通して、「言語表現、言語活動(記号や図表等による表現も含む)」となっています。
さいごに
自分なりの解釈ではありますが、文部科学省の「思考力・判断力・表現力」についてかいてみました。
なんというか、自分が普段無意識に行っている問題解決の思考プロセスを言葉にしたっていう感じですね。
皆さんの理解の助けになっていたら嬉しいです!