ミライの育て方

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【2020教育改革】高大接続ってなんなの?わかりやすく解説!

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はじめに

 

2020年度から行われている教育改革のなかで、高大接続というワードを耳にすることがあると思います。

 

※なぜ教育改革が行われているかについては、以下の記事をご参照ください。

 

ed-article.hatenablog.jp

 

 

「高校と大学が一体となって教育改革を進めていく」ということは言葉からなんとなく想像することができると思いますが、なぜ?どうやって?という疑問が湧いてくると思います。

 

そこで、今回は高大接続改革についてわかりやすく解説していこうと思います!

 

 

 

そもそも高大接続改革とは

高大接続改革とは、「高校教育」「大学教育」そしてそれらをつなぐ「大学入学者選抜」の3つを接続して行う改革のことを指します。

 

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2015年1月に文部科学省より「高大接続改革実行プラン」が発表され、このプランをもとに具体的な改革が実行に移されている段階です。

 

なぜ高大を接続して改革する必要が?

現在の日本の教育では、「高校で学ぶこと」「入試で求められること」「大学に入ってから学ぶこと」「社会に出てから必要なこと」が、それぞれ異なっています。

 

これにより、社会にとって必要な人材の育成が教育機関で効果的にできていなかったため、高大を接続して改革する必要があるのです。

 

具体的には?

大学入試に向けて、文系の高校生たちは必死になって歴史の知識や、使用頻度の低い漢字・英単語を覚えたりします。

 

大学や社会でそれらの知識が活かせる機会はほぼありません。

 

記憶力の良し悪しが大学入試の合否を左右しているのです。

 

変化の激しい現代社会において、記憶力だけでは乗り越えていくことはむずかしいです。

 

そこで、大学入試時に、志望理由書、学びや経験の履歴書、面接などを入試に取り入れることで、受験生をもっと多面的に評価する、という流れがいま教育界で出てきています。

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もちろん入試が変わるのであれば、高校の教育も変わらなければなりません。

 

高校の教育が大学の教育に合わせて変わることで、大学に入ってからもスムーズに学び続けることができます。

 

(筆者も大学に入学した直後は高校との勉強スタイルとの差に苦労した記憶があります。。。)

 

このように、これまで別々になっていた高校教育、大学入試、大学教育を、まとめて改革していく必要があるのです。

 

最後に

いかがでしたでしょうか。

 

高大接続改革について、概要を理解していただけたでしょうか。

 

次回は「高校教育」「大学教育」「大学教育」それぞれの改革の現状を整理していきたいと思います!