はじめに
大学の無償化が最近ニュースになっていましたね!
「大学無償化法」が成立していますので、2020年の4月から給付金が支給されるのは確定です。
しかし、支給されるにはさまざまな制限をクリアすることが必要です。
今回はそれらを整理してお伝えしていきますね!
そもそも何で無償化?
これはわかりやすいですが、教育格差是正のためです。
教育格差とは、親の収入などによる格差が子どもの教育環境にも反映される問題であり、生まれ育った環境により、受ける教育に生じてしまう格差のことです。
親の収入が低いと高校・大学に進学できないという問題ですね。
大学に進学したいけど、経済的な理由からあきらめなくてはならない学生を救うのが今回の法案の趣旨です。
支援金をもらうことができる対象は?
住民税非課税世帯が支給の対象世帯となります。
住民税非課税の対象になるためには世帯主の年収が、以下の条件を満たさなくてはなりません。
夫婦と子供1人(配偶者と子供を扶養している場合):年収205.7万円以下
夫婦と子供2人(配偶者と子供を扶養している場合):年収255.7万円以下
参照:https://zuuonline.com/archives/134244
いくら支給されるの?
「無償化!」と銘打ってはいるものの支給金額には上限があります。
以下の表が入学金と授業料のそれぞれの上限金額になります。
これに加えて給付型奨学金(返済義務のない奨学金)が支給されます。
給付される額は以下のとおり!
対象の学校は?
- 大学
- 短大
- 高専
- 専門学校
の四つになります。
国公立だけではなく、私立も支給対象になりますよ!
しかし、対象にならない学校も存在します。
具体的には提示されていないのですが、文部科学省が定めている基準をクリアしている学校でないと支給対象となりません。
対象は9月中旬頃に発表される予定です!
どうやったら支給される?
以下のステップを踏む必要があります。
※()内の月は支給される前年になります。
- 自分が支給対象かどうか確認しましょう(7月までに)
以下のURLで確認できます。
https://www.jasso.go.jp/shogakukin/oyakudachi/shogakukin-simulator.html
また、申し込むときに自分と保護者のマイナンバーが必要になるので、このときに確認しておきましょう! - 申し込みましょう(7月中)
自分が対象だと確認できたら、通っている高校等から書類をもらってインターネットを通じてJASSOに提出。 - 自分が希望する大学が給付金の対象かどうかを確認しましょう(9月中旬頃)
文部科学省がこの頃に対象の学校を発表予定です。 - 審査結果がJASSOから高校に届きます(12月頃)
- 支給が開始されます(次年度の4月)
参照:http://www.mext.go.jp/kyufu/
申請が通るにはどうすれば?
自分が給付の対象にはなっていることは確認できたけど、誰で申請すれば給付を受けることができるわけではありません。
ちゃんと審査があります。
何を見ているかというと、
- 進学前の明確な進路意識を持っているか。
- 成績だけで判断せず、学習意欲を持っているか。(高校がレポートや面談等で確認)
「成績だけで判断せず」というのはありがたいですね~。
これらの内容は高校の先生と相談しながら内容を決めていけば大丈夫そうですね。
さいごに
いかがでしたでしょうか。
結構早めに動かないといけないので、申し込みの対策などの相談も、先生と早めに進めましょう!